おかげさまで創業3周年

11月24日出発|
あなたの足が物語になる
六甲全山縦走 4日間

もう4年にもなるか。2021年の10月に「六甲全山縦走」の視察で、六甲を訪れた。六甲全山縦走は加藤文太郎の記録では56kmとされているが、現在のルートは須磨浦公園から宝塚まで約42km、ちょうどフルマラソンと同じ位の距離になる。累積標高差は約3,200m。当時、体力を過信ぎみであった私は、「8時間もあれば完走できるかな」と甘く見ていた。前半は爽快に駆け抜けたが、摩耶山を過ぎたあたりから、足が痛くなり失速した。六甲山までのアスファルト区間では完全に足がとまり、人目もはばからず道路の上で大の字に倒れ込んだ。あげくのはてには喫茶店に逃げ込みコーラを堪能してしまうへっぽこ。あまりトレーニングもできていなかったので当然ではあるが、こんなはずでは、と心の中で嘆きながら足を引きずった。やがて、薄暗くなり宝塚の駅にふらふらの状態で到着。11時間。。。トレイルランナーからすればビギナークラスの記録だ。口惜しいが仕方ないと当時の自分を受け入れた。しかし、疲れ果てるなどという体験を久しくしていなかったので、とても清々しい気分になれた。前置きがかなり長くなった。今年の1月に星田連山のツアーを実施した際、現地のガイドをしてくれたアウトドアベース・ソトアソきさいち店のスタッフである柏木信行さんが、かつて六甲全山縦走のトレランレースに何度も出走していた事を知った。とても優しい方で、ぜひまた一緒に仕事をしたいと思っていたので今回トップガイドとしてお願いすることにした。六甲全山縦走を山と風で実施する場合、1日で踏破は現実的でない。3日に分けるのが妥当だ。それでも平均すると1日の距離は14km、累積標高は1,000mにも及ぶ。ハードな行程だが、六甲全山縦走は、危険箇所が少ないうえ、山と街が近く、いざという時は途中でいくらでもエスケープできる。歩行時間はコースタイムに1.3倍をかけた速度で計算した。いつもの山と風の歩行速度で歩く。その他、踏破にむけ、できるだけ後押しできるポイントをいくつも考えた。宿泊は三ノ宮のビジネスホテルに3連泊。食事について。1日目は南京町で中華を囲み決起会。2日目は、とっておきの神戸牛でパワーを蓄える。3日目はハード行程の後なので、うな重をさらっと食べ鋭気を養う。お揃いの山と風の六甲全山縦走バンダナも準備する。3人目のスタッフとして元気印の鈴木おりえさんが同行。彼女はここ最近、トレイルランの大会に度々出場し、年代別上位に食い込んでいる猛者だ。六甲全山縦走はハードだが、踏破した時の「疲れ果てる清々しさ」を、ぜひ体験してほしい。自分がそうだったように、六甲全山縦走を通して、「もっとトレーニングしよう」とか「こんなに疲れたのは久しぶり」、「本当に頑張った!」と、今後の生活に少しでも変化をもたらすきっかけになればうれしい。最後に、六甲全山縦走の行程について。1日目は、須磨浦公園駅を出発し、旗振山(252m)、鉄拐山(234m)、栂尾山(274m)、横尾山(312m)、須磨アルプスの馬の背、高取山(328m)といくつも小ピークを越え、鵯越(ひよどりごえ)まで歩く。それぞれのピークからの展望は抜群で、明石海峡大橋や、神戸市の湾岸エリアなど、大都会を上から見下ろすことができる。2日目は長丁場。日の出とともに歩き出すことになる。菊水山(458m)、鍋蓋山(486m)と前日を踏襲するかのようにピークをいくつか越える。そしていよいよ六甲の核心部の一角となる摩耶山(698m)に向け、稲妻坂を登る。摩耶山で神戸の大展望を堪能した後、記念碑台までが長い。そして日没前後に六甲のケーブルカー駅へとたどり着く算段だ。3日目は記念碑台からスタート。延々と台地上の六甲核心部の道を六甲最高峰(931m)に向かって歩き続ける。ここからは下り基調の登山道をいくつかの小ピークをこなしながら宝塚へ。全体の登山道とアスファルトの比率は7:3程度。山と風の強固なチームワークを作り、踏破を目指して歩き続ける3日間を楽しみたい。

担当ガイド:柏木信行(かしわぎ のぶゆき )
アウトドアベース ソトアソのスタッフとして販売や管理の仕事を行うかたわら、関西のトレイルランニング愛好家の方々のサポートや、イベントを開催しています。六甲全山縦走はトレイルランナーの聖地のようなトレイルです。稜線上から眺める神戸湾岸の展望は、大都市を間近に望む唯一無二のものです。一緒に大好きな六甲を歩くことが楽しみです。怪我無く無事全員完歩を目指して頑張りましょう!

担当ガイド:鈴木央理惠(すずき おりえ)
六甲全山縦走は日本を代表するロングトレイルの1つだと思います。その理由は街と山の距離が近く、アクセスが便利であることが大きいです。主脈線にいたるところからアプローチできるので山への入出が容易です。このツアーでも「疲れてしまった」場合などは、そのメリットを生かし、エスケープして体力を温存したり、臨機応変かつ、楽しい山歩きができるよう精一杯サポートします!

       【ご参加者プレゼント】

山と風のオリジナル、六甲全山縦走バンダナ。亀のケント君が汗を流しながら歩いています。みなさんと一緒にこのバンダナを巻くことで一体感が増し、六甲全山縦走の完歩達成の一助になることを期待しています。このバンダナはAIが一瞬にして作り上げたイラストです。すごい世の中になったものだ。

ツアーのポイント

  1. 六甲全山縦走42kmを山と風流に仕上げ、完歩を目指す!
  2. 三ノ宮のビジネスホテルに3連泊なので不要な荷物を置き毎日日帰りザックで縦走できる
  3. 南京町の中華、神戸牛ステーキ、うなぎ一本重と食事面でも完歩をサポート
  4. 公共交通機関やタクシーなど駆使し、移動もスムーズ。最終日は荷物を宝塚に回送します
  5. 山と風&六甲全山縦走のオリジナル・バンダナ・プレゼント!
  6. 「六甲全山縦走マップ」プレゼント!
岩が剥き出しの馬の背
鉄拐山からの眺め
秋の六甲全山縦走
スタート地点の須磨浦駅
六甲最高峰
都会の展望が楽しめる

出発日と料金

2025年出発日日数旅行代金催行状況
11月24日(月)4日間148,000円満席(お問合せください)
ツアー詳細
  • 集合/時間:JR三ノ宮駅/17:00
  • ツアーレベル:<体力:2.5 ><技術:レベル1>⇨詳しく見る
  • 歩行時間:②約8時間 ③約11時間 ④約9時間30分
  • 食事:朝1回・昼1回・夕3回
  • 最少催行人数:10人
  • ツアーリーダー:寺井 信之(てらい のぶゆき)
    同行範囲:【1日目】三ノ宮駅から【4日目】宝塚駅まで
宿泊先

ご宿泊はシングル利用となります。

ツアー日程表

飛行機: 船: 専用車: 電車: 歩行:

1日目:11/24(月) JR三ノ宮駅集合-決起会-三ノ宮
集合後、徒歩でホテルへ。南京町で中華料理の夕食。夕食時に決起会とルート説明等を行います。
                                    (-・-・夕)三ノ宮泊

2日目:11/25(火) 三ノ宮滞在 六甲全山縦走1日目
朝、徒歩で三ノ宮駅へ。電車で須磨浦公園駅へ。 六甲全山縦走のスタートです。神戸・大坂湾などの海景色を眺めながら最初の1座、鉢伏山(248m)へ。更に旗振山(252m)、鉄拐山(234m)と登り、高倉台(150m)へ下ります。その後、400段の階段を栂尾山(250m)に登り返し横尾山(312m)へ。「馬の背」と呼ばれる岩場の尾根を通り、横尾団地へ。市街地を妙法寺まで進み、街中の独立峰・高取山(328m)を経て、市街地を鵯越駅へ(徒歩約8時間/約12km)。駅より列車を乗り継ぎ三ノ宮のホテルへ戻ります。夕食は神戸牛で明日への鋭気を養います。    
                                    (朝・弁・夕)三ノ宮泊          
                               
3日目:11/26(水) 三ノ宮滞在 六甲全山縦走2日目
早朝、列車で鵯越駅へ。 六甲全山縦走2日目。市街地を抜けて烏原を経て、本日最初の難所の急なトレイルを登り菊水山(458m)へ。山頂からの眺望を楽しんだ後、天王谷へと下り、天王吊橋を渡り、再び急な登りを鍋蓋山(486m)へ。山頂よりなだらかに下り、舗装路を市ガ原へ。稲妻坂を登り、天狗道を胸突き八丁と呼ばれる長い登りを経て摩耶山(699m)へ。摩耶山山頂からは一部車道も歩きながら記念碑台(795m)へ。ここから全山縦走路を一旦別れ、六甲ケーブル山上駅(737m)へ(徒歩約11時間/約16km)。六甲ケーブルで六甲ケーブル下駅へ下り、タクシーに分乗し、三ノ宮のホテルへ。疲れ果てると思いますのでさらっとうな重の夕食です。                                         (-・-・夕)三ノ宮泊

4日目:11/27(金) 三ノ宮-六甲全山縦走3日目-宝塚駅
早朝、タクシーに分乗し、記念碑台へ。 六甲全山縦走路を、六甲ガーデンテラス(890m)へ。ここから一部車道も歩きながら縦走路の最高点である六甲山山頂(931m)へ。その後、緩やかに下りながらアップダウンを繰り返し大平山(681m)、岩倉山(488m)を経由し、ゴールとなる宝塚駅(330m)へ。(歩行時間:約9時間30分/約15km)
17:30解散予定。
                                    (-)

注釈
  • 上記日程・発着時刻や訪問地は、天候、交通機関の都合、現地事情、歩行ペース等などにより変更されることがあります。
  • 上記歩行時間は一般コースタイムであり、休憩・食事時間は含みません。
  • 登山に不要な荷物は、バスまたは宿に預けられます。
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