12月27日出発|年末年始に行く!ムクチナートの新高級ホテルで迎える新年
ネパール・ヒマラヤ大縦断ヒマラヤン・オデッセイ9日間
今年の3月に放映されたNHKのグレートヒマラヤ・トレイルのシリーズのダウラギリ編を見ていて、ネパール・ヒマラヤのこと、ダウラギリⅠ峰のことを久々に思い出しました。番組はフレンチパスという5,000mを超える峠を越えてたどり着く、ダウラギリのベースキャンプから、ほとんどの人が見ることのない角度からのダウラギリⅠ峰を撮影するという内容でした。人類初の8,000m峰を登頂したモーリス・エルゾーグ率いるフランス隊が偵察をした話、今井通子さん率いるカモシカ同人隊のダウラギリ連峰の縦走、ピラタスポーター機を使ったスイス隊の初登頂の話などが出てきて、ヒマラヤとダウラギリが好きな私にはとても懐かしく面白い内容でした。
この世界第7位の高峰は、古くからその存在を知られていたのに、結局、弱点がなかなか見つからなくて、ネパールにある8,000m峰としては一番最後に登られることになりました。
たしかに山麓から望むと、周囲の山からひときわ目立ち、人を圧倒するものがあります。
南面のプーンヒルからは望むとまるで将棋の駒のように、東のジョムソン街道の方から望むと圧巻の東ダウラギリ氷河をいだいて、これまた人を寄せ付けない感じで、中でも北面のムクチナートから望むダウラギリは特に均整の取れた三角錐がなんとも美しくぜひ、この山をいろんな角度からこの山を皆様に見てもらいと思い企画をしました。
今回、久々にネパールのパートナーに連絡を取ってみると、新型コロナ以前から話題になっていたムクチナートに高級山岳リゾートホテルがついに昨年の2023年にオープンしておりました。この高級リゾートホテルで新年を迎える設定にし、せっかくなので、途中のジョムソン街道を見下ろす高台ナウリコットに建つロッジ・タサン・ビレッジを押さえました。ここのオーナー・トラチャンは、トゥクチェ村出身で、日本人の奥様ひろこさんと結婚されたこともあり日本語でとっても上手な日本語を話す親日家です。日本人が求める快適さを熟知したサービスに定評があり、控えめに言っても「うーん」と日本的な心遣いにうるさい人をも唸らせる心憎いサービスを提供してくれるロッジです。ムクチナートとナウリコットの組み合わせはこれまでもよく紹介してきましたが、旅を終えて振り返ってみると、なにかちょっと景色が荒涼としすぎて、ネパール・ヒマラヤに行ったぞ感がやや乏しいため、今回は、あえて、悪路にくじけることなく、タトパニからゴラパニ村の直下まで延伸された未舗装道路を登り、ダウラギリⅠ峰の南面を望むプーンヒルを訪れることにしました。これで、ひとつの旅で、世界第7位の高峰ダウラギリの代表的な3つの角度からの眺望をすべてコンプリートすることになります。9日間の日数でこれだけの移動して、ネパール・ヒマラヤを南から北からと眺めるのであれば、オデッセイと名付けてもおこがましくないだろうということで、ツアー名はオデッセイとしました。
なお、NHKのグレートヒマラヤ・トレイルで紹介していたダウラギリ・ベースキャンプは5,000mの峠を2つも越えて、バッティと呼ばれる茶店も集落もなんにもない氷河と岩と砂礫の上につけられた踏み跡を何日もトレッキングしなければならず、苦労してたどり着いた先には、何とも一番、地味で迫力が感じられない、かっこ悪いダウラギリⅠ峰の北面を見るだけとなり、正直、登ろうと思う人以外は、行かなくてもよいと個人的に強く思いますのでこの企画では行きません。
ダウラギリとはサンスクリットで「白い山」の意味です。有名な『チベット旅行記』の著者で1900年にチベットに仏典を求めて旅をした河口慧海も、ダウラギリⅠ峰のことは、「泰然として安座せる如く聳えて居る高峰は是れぞドーラギリであります。・・・・思わず荘厳雄大なる絶景に見惚れて・・・・」とその大きさを表現してします。そんなダウラギリⅠ峰を南北、東から眺め、ネパール・ヒマラヤ縦断するカリガンダキ沿いをバスと飛行機、四輪駆動車の文明の利器を活用して、要所でハイキングを楽しむ新しいネパール・ヒマラヤの旅です。ネパールが初めての方も何度も訪れた方も時代の変化を感じられ、何かを得るはずです。ぜひご参加をお待ちしています。
【企画・実施】(株)ウェック・トレック
一般社団法人日本旅行業協会正会員 観光庁長官登録旅行業1662号
〒157-0076 東京都世田谷区岡本3-24-1
出発日と料金
2024年出発日~2025年帰着日 | 日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
---|---|---|---|
12月27日(金)~1月4日(土) | 9日間 | 658,000円 | 催行決定(残席僅少) |
※成田発の場合は、成田空港旅客サービス施設使用料、旅客保安サービス料(3,010円/2024年7月23日現在)が別途必要になります。
※日本の国際観光旅客税(1,000円/2024年7月23日現在)が別途必要です。
※ネパールに入国するためには査証(ビザ)が必要です。観光査証は、各国所在のネパール大使館・総領事館のほか、トリブバン国際空港(カトマンズ)で取得できます。空港の入国管理事務所での査証取得手続きには、有効な旅券(申請時に有効期限6か月以上必要)および記入済みの申請書と申請料が必要です。2024年7月23日現在、申請料は滞在期間15日で30USドル(約4,700円)です。
- 集合/時間:成田空港/07:00
- ツアーレベル:<体力:2 ><技術:レベル1>⇨詳しく見る
- 歩行時間: ②約30分 ③約1時間 ④約5時間 ⑤約1.5時間 ⑥約3時間
- 食事:朝7回・昼7回・夕6回
- 最少催行人数:10人
- 利用航空会社往路:大韓航空
- 利用航空会社復路:大韓航空
- ツアーリーダー:松岡 玄也(まつおか げんや)
同行範囲:【1日目】成田空港から【9日目】成田空港まで - 一人部屋利用追加料金:75,000円(ホテル、ロッジ泊を含む)
◎利用予定ホテル:カトマンズ:ラディソンまたは同等クラス
ムクチナート:ローマンタン・ヒマラヤン・リゾート
※ホテルは基本、ツインルームとなります。シングル希望の方は別途お問い合わせください。
ツアー日程表
飛行機: 船: 専用車: 電車: 歩行:
午前、仁川着。大韓航空に乗り継いで、ネパールの首都カトマンズ(1,400m)へ。夜、カトマンズ着。専用車でホテルへ。
(機)カトマンズ泊(ホテル)
朝、国内線で、ポカラ(822m)へ。天気が許せば、機窓からマナスル三山などネパール・ヒマラヤの大パノラマを望むことができます。ポカラ着後、専用車で、聖峰マチャプチャレ(6,993m)やアンナプルナ山群の大パノラマを眺めつつ、露天温泉の湧くタトパニ村(1,250m)へ。着後、 露天温泉の入浴や村内の散策などにご案内します(徒歩約30分)。天気が許せば、タトパニよりニルギリ南峰の雄姿が眺められます。この日はトレッカー用のロッジに宿泊します。
(朝・昼・夕)タトパニ泊(ロッジ)
(朝・昼・夕)ゴラパニ泊(ロッジ)
その後、チトレまで徒歩で下ります(徒歩約1.5時間)、チトレより専用車で悪路をゆっくりと下り、タトパニへ。タトパニよりさらにジョムソン街道をガサ(2,000m)を経て、ジョムソン街道を見下ろす高台にあるナウリコットに建つ快適な上級ロッジ・タサン・ビレッジ(2,710m)へ。このロッジは、日本人の奥様を持つ山麓のトゥクチェ村出身のネパール人オーナーが建てたロッジで随所に日本人が好む快適さを取り込んだロッジです。ジョムソン街道を見下ろす高台に建つため、ロッジにいながらにして、ダウラギリとニルギリ三山の雄姿を眺めることができます。着後、ナウリコットの村の散策にご案内します(徒歩約1.5時間)
(朝・昼・夕)ナウリコット泊(上級ロッジ)
(朝・昼・夕)ムクチナート泊(ホテル)
午後、ジョムソンからカリガンダキの川の対岸にあるティニ村(2,830m)へハイキング。ダウラギリⅠ峰、ニルギリ北峰(7,061m)、ティリツォピーク(7,134m)を間近に望みます(徒歩約3時間)。トレッカー用の快適なロッジに泊まります。
(朝・昼・夕)ジョムソン泊(ロッジ)
着後、国内線に乗り継いで、カトマンズへ。
(朝・昼・夕)カトマンズ泊(ホテル)
夕刻、専用車で空港へ。
夜、大韓航空KE696便で仁川へ。
(朝・昼・機)機中泊
朝、icon class=”fa-solid fa-plane”]大韓航空KE763便に乗り継いで、成田へ。
午後(12:20予定)、成田着。
(-・機)
- 上記日程・発着時刻や訪問地は、天候、交通機関の都合、現地事情、歩行ペース等などにより変更されることがあります。
- 上記歩行時間は一般コースタイムであり、休憩・食事時間は含みません。
- 登山に不要な荷物は、バスまたは宿に預けられます。